君との別れ。

2005年11月14日
君との別れ。
※ネガティブ・・・とは違うかもしれないけど、悲しい日記になります。

この日がきてしまった。
今日の明け方、実家のゴローが天寿をまっとうして旅立ちました。
18年と3ヶ月、充分に生きたと思います。
でもそれで割り切れるわけない。ひたすら悲しいです。

いままでありがとう。大好きだよ。

気を紛らわすというか、書かずにはいられない気分なのでいっぱい書きます。

柴犬のゴローが我が家の一員になったのは私が幼稚園の年長さんの…今の記憶だとやっぱり11月だったんじゃないかな?
まだ小さくて、茶色い体に手足の先だけが白くて、靴下を履いてるみたいでした。
4人家族に加わった5番目のメンバーだから「五郎」。

自分が子犬のくせに弟のことは更に下に見てたらしく、彼は良くつっかかっられて泣かされてました。私も散歩してたら不意に田んぼの堀をぴょん!ってとび越えるもんだから綱に引っ張られて堀に突っ込んじゃって大泣きしたりしてね。後にすっかり立場が逆転して、弟に「へへぇー」ってなってるのを見るたび笑えた。

鼻づらが黒っぽくて、当時は豆柴って言葉なかったけど体は小さめ。飼い主目にもカッコ良くて可愛いたたずまい。負けん気が強い性格で、散歩中に他の犬とすれ違うときはビクビクものでした。若い頃はよく脱走しちゃって、朝起きたら鎖ごとひきずって他の家の玄関先にいたりして。嫌いなのは花火とか雷。あと、犬の癖に水。散歩綱が水道の蛇口にかけてあって、それ取るだけなのに小屋に隠れちゃったりして。大雨とかで小屋が床下浸水状態になるとすっごい心細げに鳴くんです(笑 お医者さんも大嫌いだったな。予防注射のたびに死に者狂いで抵抗するから困ったよ。

だんだんお年を召してきて、外じゃなくて玄関に入れて飼うことにしました。普段は寝てばっかりなのに食事時だけは物凄い集中力でおこぼれにあずかろうとするんです。最初はじっと見てる。そのうち甘えたようにくーくー鳴き出して、我慢しきれなくなるとワン!って吠えちゃう。
そうするとお母さんに怒られて、仕切りの戸を閉められちゃう。そのときだけはちょっと反省して、おとなしくなってね。床の淵に前足をかけてあごをぺたんとしてるあの格好、むちゃくちゃ可愛かったな。

お父さんの「媚びない犬に育てる!」っていう方針で、まあそれは言い訳にすぎないかもしれないけど、芸らしい芸は1個もできなかったねぇ。お手も教えなかった。あえてあげるとそうだなあ、腰の付け根を押すとしっぽがすごい勢いでぴょんぴょん振れるんです。弟が発見して、教えてもらったときは大笑いだったなぁ。多分本人の意思とは無関係だと思うんだけど(笑 人間でいう膝外腱反射みたいなもんでしょうか。
柱に綱がからまっちゃうと反対方向に回ればとけるってことは全然理解できなかったみたいね。でも、散歩帰りに家の近くまでくるとやたら回り道したがって駄々こねて、あれ、私が散歩行くときしかやらないんだってね。人を見てるな?(笑 

最後の方はもう、常にうつらうつらしてばっかりであんまり見えてないだろうし、聞こえてないだろうし、何がなんだかわかんないような感じだったけど結局たまにしか会わない私のこと、忘れることはなかったね。帰るとしばらく、んん…?って顔してて徐々に思い出してきてた感じでした。昔お父さんが3日家空けたら吠えたらしいじゃん。ちょっと嬉しかった。

…というわけでできるだけ思い出を書きとめておこうと思ったんですが…支離滅裂もいいとこだ^^;この心境で今日これから寝て、明日起きて仕事しなきゃいけないことを考えるとカンベンしてくれって言いたくなるけど、しばらくは目一杯悲しむ…しかないんだろうな。
こんな細かいぐだぐだ長文お読み頂きありがとうございました。

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